
50代になったらセミリタイアしたいなぁ。。
セミリタイアにはお金っていくら必要なんだろう。。
セミリタイアに興味があるあなたのそんな疑問にお答えします。
以前、老後2,000万円が話題になりましたが、本当に2,000万円で足りるのか具体的に計算した例を見ないと何ともいえない・・・そんな感想が多いのではないでしょうか?
現実味が薄いと思われがちなセミリタイア、余裕をもって実現するためには最低どのくらいの資金あれば可能になるのか解説したいと思います。
セミリタイアの定義は「若干の労働をともなうこと」
「セミリタイア」とは、定年を待たず会社を早期退職し、これまで蓄えた資金と少なめの労働で得た収入で生活するスタイルとなります。

働かないのなら、アーリーリタイアが最高じゃん!
たしかに働かないのが理想だ!という人もいるかもしれません。
しかし「暇を持て余しすぎて飽き飽きしてしまう」「社会とのつながりが無くなり孤独感を味わう」といった状況がおこるため思わぬ不健康をもたらすことになるかも。。
なので、適度に働き・外の世界で人とのつながりを持つ・・・そのほうが健康的であるとともに経済的にも安心度が増すはずです。
50代セミリタイアに必要な資産は?
さて、それでは50代でセミリタイアをするにはどのくらいの資産が必要なのでしょうか?
今回は55歳でセミリタイアし85歳まで生活する想定で必要な資産を計算してみます。
まずは収入を試算
セミリタイアの定義のとおり若干の労働収入を得ることとします。
56歳から64歳までの間、給料が12万円ほどの仕事につくことを想定します。
なるべくストレスが無い仕事で、あくまで生活の足しにするための仕事ととらえて、以前の給料と12万円を比較して嘆くことはないと考えるようにしましょう。
その後、65歳から85歳の間は、夫婦で月20万円の年金を受給するとします。
56歳~64歳の労働収入 12万円×12ヶ月×9年=1,296万円
65歳~85歳の年金受給 20万円×12ヶ月×21年=5,040万円
そうすると、収入計が6,336万円となります。
次に支出額を試算
続いて支出の方ですが、毎月の生活にかかる支出の方は月25万円で想定します。
56歳~85歳の支出額 25万円×12ヶ月×30年=9,000万円
単純計算ですが9,000万円必要となります。
月25万円あれば、ムダな支出をおさえるのは当然として、普通の暮らしとちょっとした旅行も行けるかもしれません。
また、70代以降など体力が落ちてきた場合に娯楽・レジャーなどが減って支出も減る方向ですが、こちらは余裕分として除かず計算したところです。
セミリタイア前に準備しておきたい資金は?
上で試算した収入と支出から不足する金額、つまりセミリタイア前に準備したい金額を試算します。
収入:6,336万円-支出:9,000万円=不足額2,664万円 となりました。
この計算結果から 55歳で会社を辞めるまでに、少し余裕をみて3,000万円を準備しておくとセミリタイアが実現できそうな計算です。
でも何が起こるかわからないし不安だ・もう少し余裕のある生活をしたい・・・という場合であれば、現役のうちに上手に貯金や資産運用をおこなって、4,000~5,000万円あると安心度も増します。

僕も計算しながら、これなら何となくセミリタイアできそうだな~、と少しテンションが上がってきます!
【10年ごとの 想定収支表】
56~64歳 の間 | 65~75歳の間 | 76~85歳の間 | |
当初準備額・繰越額 | 3,000万円 | 1,596万円 | 936万円 |
収入 | 1,296万円 | 2,640万円 | 2,400万円 |
支出 | 2,700万円 | 3,300万円 | 3,300万円 |
残高 | 1,596万円 | 936 万円 | 336万円 |
セミリタイアする不安、それ以上の喜びに期待!
早期退職すると安定した給料やボーナスをもらえなくなる・・・
これまでずっとサラリーマンとして生活してきた私たちにとっては、経済的な拠りどころを失うことは、非常に大きな不安を感じるところだと思います。
セミリタイア前は、十二分にシミュレーションを重ね、金銭的な不安をあなたも家族も納得し解消しておくことが一段階の準備とも言えるでしょう。
また、セミリタイアには家計を支えるため最低限の労働収入も伴います。
しかし、それさえも現役時代から「副業」としてインターネットビジネスをスタートして育てておけば、外に勤めに出る労働を回避し、自宅でストレスなく収入を得られる手段となりえます!
まだ体力的に余裕のある50代のうちにセミリタイアできれば、あの息苦しい通勤地獄やプレッシャーの多い会社勤めからの解放で、健康面の向上だったり、もっと家族のために何かしてあげられる時間もとれるでしょう。

体力的に余裕があるからこそ出来る色々なこと・可能性が目の前に広がっていると思うと本気でセミリタイアを実現したくなってくるのではないでしょうか?
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